職場の男性が見せる独占欲のサインと心理

付き合っていなくても、職場で男性が独占欲を見せることがあります。では、独占欲のサインにはどのようなものがあるのでしょうか。この記事では、職場の男性が見せる独占欲のサインと心理を紹介します。

独占欲とは

独占欲とは、特定の相手や物を自分だけのものにしたいという強い感情のことを指します。この感情は、恋愛関係だけでなく、職場や友人関係など、さまざまな人間関係においても現れます。

独占欲は一見ネガティブなものと捉えられがちですが、その背後には不安や自信のなさ、育ってきた環境など、さまざまな心理的要因が関係しています。

職場の男性が見せる独占欲に隠された心理

付き合っていない職場の男性でも、好意や嫉妬、不安などから、あなたに対して独占欲を表すことがあります。

自分に自信がない

独占欲の強い男性は一見、自分に自信があるように見えますが、自信のなさの裏返しであるケースも少なくありません。

自己肯定感が低かったり、コンプレックスを抱えていたりする男性の場合、自分に自信をもてず、「他の男性にとられたらどうしよう」「自分から離れていってしまいそう」といった不安や恐れを感じてしまうのでしょう。

女性が魅力的で職場から人気がある場合はとくに、独占欲を表すことで他の男性を牽制しているのかもしれません。

女性を「自分のものだ」と感じたい

女性を「自分のものだ」と感じたくて独占欲を見せる男性もいます。男性は一般的に、女性より競争心をもちやすいといわれています。

たとえば、同じ職場の同僚に対しても競争意識をもっているタイプの男性の場合、いつもサポートしてくれる女性や、仕事をテキパキこなして頼れる女性は魅力的であり、これからも力を貸してほしい存在です。

「自分だけの支えになってほしい」「自分のもの」と感じたい欲求が独占欲として表れるのでしょう。同僚や部下、後輩に対して「自分のもの」アピールをする男性が多いようです。

女性が自分に好意があると思っている

「この人はきっと、俺のことが好きなんだ」と男性が勝手に思い込んでいるパターンです。職場の同僚などから「〇〇さんといい感じだな」というような話を持ち掛けられたり、業務で優しく対応してくれたりしたことをきっかけに、こうした思いを抱く男性もいます。

男性も、あなたのことをすでに特別な目で見ているのかもしれません。

そんな中、他の男性と親しく話している姿を目撃したりするとイライラし、「俺のことが好きなんじゃないのか？」「他の男と仲良く話すなよ」と、嫉妬してしまうのでしょう。

相手をコントロールしたい

他人や状況を自分の思い通りにしたいという欲求が強い男性の場合、相手を独占することで安心感や優位性を得ようとすることがあります。

たとえば、他の人との会話に割り込んで自分の意見を強引に伝えたり、あなたの仕事に対して頻繁に手を貸そうとしたりするケースです。

「あなたの意識を他の人から自分に向けさせたい」「自分が助けることであなたの関心を独り占めしたい」と思っているのかもしれません。

職場でありがちな独占欲のサイン

職場でありがちな独占欲のサインを紹介します。

他の人との会話に割り込んでくる

たとえば、あなたが同僚の男性と話しているとき、急に会話に割り込んでくる男性がいる場合、独占欲のサインの可能性があります。

独占欲の強い男性は、好意を抱いている女性のことをすべて把握しておきたいと思う傾向があります。「自分の知らない話をしてほしくない」「他の男性との会話を自分がコントロールしたい」という、無意識の独占欲かもしれません。

親しいアピールをする

呼び捨てや「あいつ」といったカジュアルな呼び方であなたに接してくる男性も、周囲に「自分は彼女と親しい」と思わせたい一種の独占欲といえるでしょう。この行動には、「他の人に近づかせたくない」という牽制の意味が含まれていることもあります。

たとえば何人かで話しているとき、あなたの話に対して「前に言っていたよね」と言うことで、周りの男性に「そんなこと知っているんだ」「仲良いんだ」と思わせることができます。

あなたのことをなんでも知っているかのように振る舞うことで、「自分が一番あなたに近い存在」だとアピールし、特別な存在だと思ってもらいたいのかもしれませんね。

不機嫌さを態度で見せてくる

独占欲は、ときに不機嫌さとなって表れることもあります。たとえば、あなたが他の男性と話しているとき、急に不機嫌になったり、無視されたりしたことがあれば、それは独占欲からくる嫉妬かもしれません。

独占欲の強い男性は、実は自分に自信がないタイプも多いようです。そのため、あなたが他の男性社員と話していると、「どうして自分以外の男性と仲良く話すんだよ」「（会話中の男性）のことが好きなのか？」といった不安や苛立ちとなり態度に出てしまうのでしょう。

あからさまに不機嫌な態度をとることで「自分をもっと意識してほしい」と感じていることが、行動に表れているのかもしれません。

独占欲の強い男性への対処法

男性の独占欲に対処するためには、いくつかのアプローチがあります。具体的な方法を紹介します。

自分に自信をもってもらう

上述のように、自分に自信がなく、自己肯定感が低いことが「独占欲」となって表れるケースは少なくありません。そのため、男性の成果を一緒に喜んだり、敬意を表したりし、男性の自己肯定感を高められると、少しずつマーキングのような行動は減っていくでしょう。

好意があるなら直接聞いてみる

あなたが男性に対して好意がある場合や、冗談も言い合える仲の場合は、直接聞いてみるのもよいでしょう。

たとえば、「私のこと好き？」などです。もし、彼の返答が「そっちはどうなの？」や「内緒」といった感じなら、あなたに好意がある可能性が高いです。

また、焦りながら「違うし！なんとも思ってねーし」と必死で否定しようとする場合も、恥ずかしくて素直に言えないだけの可能性があります。

困っているなら二人きりにならないようにする

独占欲のサインを出してくる男性に対して好意がない場合や、正直困っている場合には、職場で二人きりにならないようにしましょう。

ランチに誘われても、「では、〇〇さんも一緒に誘いましょうか」と打診し、複数人で行くようにすると、男性も独占欲を全開にできないので、過度な行動は抑えられます。

男性と今後の進展を望んでいない際は、「このまま押せばイケる」と思われないよう、興味のない素振りをすることも大切です。

まとめ

職場で女性に対して独占欲を見せる男性は意外といます。同じ職場の場合、毎日顔を合わせるのはもちろん、業務のやりとりなどもあり、話す機会は自然と多くなります。

業務の中で「いつも優しくて安心するなぁ」といった感情が好意へと変わり、いつの間にか独占欲に変わっているケースも少なくありません。

同じ職場だからこそ、その男性と今後どうなりたいかを考えて関わっていくことも必要です。好意がないなら距離感を保ち、好意があるなら気持ちを伝えてみるのもよいでしょう。

どうしていくべきか自分でも悩む場合は、カウンセラーに相談してみるのもおすすめです。